てあわせ縁伝寺(ending-temple)とは


てあわせ縁伝寺へようこそ


私は岩手県一関市の常堅寺住職の後藤泰彦と申します。宮城県石巻市の観音寺の兼務住職でもあります。


私達が住んでいる東北を2011年未曾有の大津波が襲い、友人知人多くの尊い命を失いました。


「こんな時何が出できるか」と自問自答の日々でしたが、まず本来のなすべき冥福を祈ること、そして鎮魂の桜植樹活動をはじめました。桜は昔から供養の花、死を悼む花だからです。


被害のあった地域の多くの仮設を訪ね、皆さんと植樹活動に汗を流し感じたことは、少子高齢化の現状です。仮設の孤独死、生活不活発病、遊び場のない子どもたち。


ふと見渡すと、地方だけではない全国どこでも誰にも避けられない大津波が押し寄せてきます。


この時代にどう役に立てるか?少しでも寄り添い支えることができればと、一般社団法人「てあわせ」を設立しました。

てあわせは、社会貢献活動を寺院が後援する非営利団体で、手を合わせて協力し、祈るという意味があります。


その活動のコア(核)となるのが

ネット寺院の「縁伝寺」です。


縁伝寺は縁を伝える寺でもありますが、ending-temple(エンディング-テンプル)とも表記し「死を見つめ今生きること」をコンセプトにしたお寺です。限りある命をより良く生きるためには、避けられない死を意識していく、というスタンスから名付けました。時代にあった葬儀や供養・お墓の問題も考えていきたいと思います。


そして「てあわせ」の活動とインターネット寺院「縁伝寺」一体となり、縁によって支えられているこの世界、縁(えにし)を花のように多くの皆さんに手渡しで伝えていきたいという誓願を込め【てあわせ縁伝寺】としました。


震災後の被災地への桜植樹は1千本となりました。桜は寒さに耐えて春に花咲くように、希望のシンボルです。

【てあわせ縁伝寺】のサイトには花の写真と言葉を添え、生きづらさを抱える方々に希望とエールを毎日贈ります。


いつもそばで見守る花のように、

花のご縁を伝えていきましょう。


てあわせ縁伝寺 住職 後藤泰彦 合掌